2025年度 大阪府公立高校入試 英語C問題 大問1(文法)を検証|予想がいちばん当たった年
上位の単元が、6問中5問に
- 6問中5問に、上位の単元が入った2024年度までの上位の単元(関係代名詞の省略・間接疑問・疑問詞+to不定詞・分詞の後置修飾・主格の関係代名詞・熟語・語法)のどれかが、6問中5問に入っていました。検証した5年間でいちばん多い数です。
- 間接疑問が、1年で2問(1)と(4)が、どちらも間接疑問を中心とした問題でした。1年に2問出たのは、この形式になってから初めてです。
- 関係代名詞の省略は、7年で7問目(6)は関係代名詞の省略だけの問題。2019年度から、出なかったのは2022年度だけです。
「関係代名詞の省略と間接疑問」は、そのまま当たった
2024年度版の記事では、「関係代名詞の省略が6問、間接疑問が5問で、上の2つが抜け出した。上位の単元を組み合わせの形で練習しよう」と書きました。
2025年度は、関係代名詞の省略が1問、間接疑問が2問。名前をあげた2つの単元が、合わせて3問出ました。ほかの3問にも、主格の関係代名詞・現在分詞の後置修飾など上位の単元が入っています。
形式は7年目
4択で語句の並べ方を選ぶ6問の形式は、2019年度から7年目になりました。比べられるのは2019〜2024年度の36問です。
間接疑問2問、関係代名詞2問
2025年度の6問です。数字は、2024年度までの36問で何問に入っていたかです。
| 問題 | 単元(太字が中心の単元) |
|---|---|
| (1) | 間接疑問(疑問詞+主語+動詞) 5問 +SVOO(show / tell / give / ask+人+物) 3問 +to不定詞の基本(名詞的・形容詞的・副詞的用法) 3問 |
| (2) | 感情の形容詞+to不定詞・that節 2問 +主格の関係代名詞(who / which / that) 4問 |
| (3) | 受動態(be動詞+過去分詞) 3問 +助動詞(should / must / can / have to) 2問 |
| (4) | 間接疑問(疑問詞+主語+動詞) 5問 +動名詞(〜ing) 1問 |
| (5) | help / let / make+人+動詞の原形 3問 +現在分詞の後置修飾(名詞+〜ing) 4問 |
| (6) | 関係代名詞の省略(名詞+主語+動詞) 6問 |
単元の分け方と各問の正解は作成者の判断で、筆記の公式解答とは照合していません。問題文は載せていません。
(1)は間接疑問に、SVOO(tell / show など+人+物)とto不定詞が組み合わさった、3つの単元を含む問題です。(4)の間接疑問には動名詞が組み合わさりました。
(2)は感情の形容詞+to不定詞と主格の関係代名詞、(5)は help / let / make+人+動詞の原形と現在分詞の後置修飾の組み合わせ。(3)は受動態と助動詞、(6)は関係代名詞の省略だけの問題でした。初めての単元は、今年もゼロです。
どの分野も2問以内。広く、上位から
分野ごとに比べます。
| 分野 | 2019〜2024年度 | 2025年度 |
|---|---|---|
| 関係代名詞(3分野) | 12問(33%) | 2問 |
| 動詞の形 | 9問(25%) | 2問 |
| 疑問詞の文(3分野) | 9問(25%) | 2問 |
| その他 | 8問(22%) | 2問 |
| 不定詞 | 8問(22%) | 2問 |
| 分詞の後置修飾(3分野) | 8問(22%) | 1問 |
| 比較 | 4問(11%) | 0問 |
| 受動態 | 3問(8%) | 1問 |
| 仮定法 | 3問(8%) | 0問 |
3分野を含む問題は5問で、2024年度までの72%を上回りました。分野ごとの問題数は最多でも2問で、1つの分野に集中してはいません。
「広い分野から、それぞれ上位の単元が出る」。2024年度と2025年度の2年で、この傾向がはっきりしてきました。
- 関係代名詞の省略(名詞+主語+動詞)(6問)
- 間接疑問(疑問詞+主語+動詞)(5問)
- 疑問詞+to不定詞(4問)
- 過去分詞の後置修飾(名詞+過去分詞)(4問)
- 現在分詞の後置修飾(名詞+〜ing)(4問)
- 主格の関係代名詞(who / which / that)(4問)
- 関係代名詞の省略(名詞+主語+動詞)(7問)
- 間接疑問(疑問詞+主語+動詞)(7問)
- 現在分詞の後置修飾(名詞+〜ing)(5問)
- 主格の関係代名詞(who / which / that)(5問)
- to不定詞の基本(名詞的・形容詞的・副詞的用法)(4問)
- 疑問詞+to不定詞(4問)
2025年度に出た単元のポイント
2025年度に出た単元の、ルールとよくある間違いです。間接疑問は、疑問文の語順(do / does / did を使う形)を選んでしまう誤りがいちばん多い単元です。
- ルール
- 文の中に疑問詞の文を入れるときは「疑問詞+主語+動詞」の順にする。do / does / did は使わない。
- よくある間違い
- 「what should we bring」「how long have you lived」のような、疑問文の語順を選んでしまう。最も多い誤答。
- ルール
- to do は「〜すること」「〜するための名詞」「〜するために」を表す。名詞を説明するときは名詞の後ろに置く。
- よくある間違い
- 「something to eat delicious」のように語順を崩す。
- ルール
- show, tell, give, ask などは「人→物」の順に2つの目的語を置く。物の位置に疑問詞の文が来ることも多い。
- よくある間違い
- 人を後ろに回してしまう。
- ルール
- 名詞の後ろに who・which・that を置き、すぐ後ろに動詞を続けて、その名詞を説明する。
- よくある間違い
- who の後ろに主語を入れてしまう。説明の中の動詞を、文全体の動詞と取り違える。
- ルール
- glad, happy, sad, surprised, sorry などの後ろに to do や that節を続けて、感情の原因を表す。
- よくある間違い
- 形容詞と to の順番を崩す。hear や find の後ろの that節に気づかない。
- ルール
- 「〜される」は be動詞+過去分詞。助動詞があれば can be 〜、現在完了なら has been 〜。
- よくある間違い
- be動詞を落とす。be動詞と過去分詞の順番を崩す。
- ルール
- 助動詞の後ろは動詞の原形。間接疑問では助動詞を主語の前に出さない。
- よくある間違い
- 「should I」の順のまま間接疑問に入れてしまう。
- ルール
- enjoy, keep, stop などの目的語や、前置詞の後ろには ing形を置く。主語にもなる。
- よくある間違い
- 前置詞の後ろに to do を置いてしまう。
- ルール
- 「〜している名詞」は、名詞の後ろに ing形を置いて説明する。
- よくある間違い
- ing形の前に be動詞を入れて文を作ってしまい、動詞が2つになる。
- ルール
- help 人 do(人が〜するのを手伝う)、let 人 do(人に〜させてあげる)、make 人 do(人に〜させる)。to は付けない。
- よくある間違い
- to を付けてしまう。原形が空所の外にあるので見落とす。
- ルール
- 目的格の which・that は省略できる。名詞の直後に「主語+動詞」が来たら、後ろから説明している。
- よくある間違い
- 2つ目の動詞が文全体の動詞だと気づけない。C問題で最も多く出る形。
2026年度の受験生へ
2025年度までの42問で、関係代名詞の省略と間接疑問が7問ずつで並びました。現在分詞の後置修飾と主格の関係代名詞が5問で続きます。
予想が当たる年が2年続きましたが、2022年度のように大きく外れる年もありました。上位の単元を中心に、ほかの単元も大問1の形で一通り練習しておく。この組み合わせが、7年分のデータから言える最も確実な準備です。
関係代名詞の省略と間接疑問は、7年で7問ずつ。この2つを確実にしたうえで、広く準備する。
数字の条件
対象は、大阪府公立高校入試(一般入学者選抜)英語C問題の大問1です。比較に使ったのは2019〜2024年度の36問(この形式が始まった2019年度から)です。単元の分け方と各問の正解は作成者の判断で、筆記の公式解答とは照合していません。1問に複数の単元が入っている場合は、それぞれの単元で数えています。「ルール」と「よくある間違い」は、作成者が書いた説明です。分析と文章の作成にはAIを使っています。大阪府および大阪府教育委員会とは関係のない、個人による分析です。